医療事務の仕事内容を簡単にわかりやすく説明

医療事務の仕事内容は大まかにいうと次の4つです

1,受付
2,診察内容の入力
3,会計
4,レセプト(診療報酬明細書の作成)

 

1,受付

受付では患者さんが出した診察券を受けとってカルテの準備をしたり、月に1回月初めに保険証の確認をしたりします。

初めての方は保険証を預かり情報を入力しカルテの作成をします。保険証が変わった場合は新しく更新します。

 

2,診察内容の入力

診察の内容をカルテに入力します。

 

3,会計

会計は自動の場合は何もやることはありません。

人間が手動で行う場合は会計の金額をお伝えしてお金をもらいます。

 

4,レセプト

レセプトの業務は毎日行うものではありません。
月の終わりから初めにかけて、その月の入力内容が合っているかチェックをします。
そして月初めに請求をするのがレセプト業務です。

窓口では患者さんが保険証の負担割合(ゼロ~3割)の金額を支払います。その差額を請求します。請求先は健康保険組合や市区町村になります。

レセプトは大きな病院ではレセプトチェックだけの方を雇用している場合も多いですが、規模が小さめのところでは医療事務員の仕事になります。レセプトのチェックを1日の業務が終わってからやる場合は残業が発生したり、昼休みにチェックする場合は昼休みが短くなったりします。

 

医療事務は何するの?

仕事の内容は上記に書いた通りですが、病院かクリニックかで何をするのか違ってきます。また、診療科によっても違いがあります。

●病院の場合●
だいたい分業制なので会計ならずっと会計、受付ならずっと受付、入力なら入力のみ、といった同じ業務になるところが多いです。ただ病院によっては、ローテーションで回るところもあります。

 

●クリニック●
クリニックは規模が小さめのところが多いので、医療事務の業務を全てやるところが多いです。細かくわけるとこのような感じです。

・受付
・カルテ入力
・会計
・レセプト
・電話対応
・患者さん対応
・労災や自賠など公費の対応
・予約の確認
・予防接種の受付や予約
・健康診断の予約や受付
・掃除

などクリニックによって多少の違いはあります。

医療事務の仕事内容ってどうなの?本音は?

私は、実際に医療事務を今現在もやっていますが、今は楽しく仕事が出来ています。クリニックを3つ経験しましたが、クリニックは院長次第です。すべての権限が院長にあることがほとんどだと思いますので、院長の人柄によって働きやすさが違ってきます。

クリニックの場合は院長が穏やかで普通の感覚がある人でしたら、患者さんも一緒に働く方もいい人が多く働きやすように感じます。組織の代表の雰囲気が出ますので、クリニックの場合はドクターの人柄次第と感じました。

クリニックの仕事の内容は多いですが、覚えてしまえばたいしたことはしないです。しかもクリニックの場合は科が限定されるので、先生が処方するお薬がだいたい決まっていたり、病名もその科の病名が多いので、パターンが分かると楽になってきます。

たくさん科があったり、先生がたくさんいるとその分大変かもしれませんが、先生が1人のクリニックならさほど大変ではなかったです。

大きな病院は分業制がほとんどで担当の業務だけを覚えればOKなのでクリニックよりは多くのことはやらなくていいです。ただ患者さんの数が多いので部署によってはこなすのが大変ということもあります。

仕事内容はハードではないので、独身で正社員で医療事務をやっていた時はプライベートは楽しく過ごせましたし、現在はパートですが子供の行事などに合わせて休みも取れるので、私にとってはいい仕事ですね。

長く続けているとレセプトも簡単にできるようになりますし、ゆくゆくはレセプトのチェックだけの月末月初だけの仕事もあるのでそれもいいなと思ったりしています。長くやると知識も知らぬ間についていますので、歳をとったら知識を活かして働くこともできていい仕事だと思いますよ。